穂村弘 著 文藝春秋 2006/3/10
にょっ記 書評にはエッセイってあったような気がするのですが…
少なくとも、ノンフィクションではありえない。
日記の体裁がとられてますけれども、現実にはありえないことが。
3月1日 牛乳
カップに唇をつけたとたんに、牛乳が真っ黒になって驚く。
反射的に時計をみると零時。
賞味期限が切れたのだ。 ありえない! でも、
9月13日 現実
電車の中で、会社員らしい男女が話をしていた。
男「じゃあ、ハゲと毛むくじゃらだったら、どっちがいい?
女「禿イコール毛むくじゃら、なんですよ」
車内の空気が耐えられないほど張りつめる。 とかはありそうな気がする。
でも、どっちでもいいや。
フィクションだろうとノンフィクションだろうと。
全部穂村さんの妄想だって構わないのさ。
だってその心情は分かる、ような気がする私の感想は現実だからさ。
穂村弘と三浦しをんのエッセイは、似ていると思う。
どっちも妄想系って辺りが。
違うのは、穂村弘は怖くて誰にも言えないのに、三浦しをんは周囲に話すところかな。ベクトルが逆なんだなー。
あと、三浦しをんは腐女子的妄想が混ざるところw