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「倒立する塔の殺人」

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「倒立する塔の殺人」

 読売新聞の書評で見て、気になって読んだ1冊。
 『面白そうだ!』と思った評者を見たら、三浦しをんさんだったという。
 私の感性を刺激する文章を書くんだなぁと実感しつつ、読破。 

画像倒立する塔の殺人 (ミステリーYA!)
皆川 博子 理論社 ¥ 1,365

 いちお、ミステリ。
 だけど、起きた事件よりも、少女たちの精神世界の方が興味深かった。
 戦時という非日常を、彼女たちは少女特有の感性を持って日常として過ごす。
 家の男手は徴兵でおらず、過ごす場所は“女学校”。
 男性教師は彼女らの中では“男”と思われることはなく、女子のみが過ごす特有の、濃密とも言える空気が作中を支配しているように思えた。
 ちょー蛇足ですが、回し書き小説の中で「孤児の男の子が男の画家に引き取られる」記述があって、やっぱり女子はそういうのが好きなんだなぁ。とか思ったり。
 その辺りの腐ったw感性について思ったことは、またいつか。

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すずね
本と音楽、お茶とお菓子を愛する腐女子属性人間。
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