「『天然で可愛い』うぬのような存在を、ちなみに、日本語ではなんというか、うぬは知っていおるか?」
「魔性じゃよ」 内容は、あとがきにある
「千石撫子ちゃんがとことん可愛いだけの小説です。強いていうなら、可愛さとは何かということを問いたい小説だと言ってもいいでしょう。」に集約されていると思います。
「可愛い」「きれい」なのに、同性に好かれる女性とそうでない女性がいるの何故か、という問題の答えも隠れているような。本能的に「危険な存在」と見なされるか否か、というか。上記引用文の前に、忍ちゃんの
「『可愛い』は『強さ』に匹敵する武器-」というセリフがありまして、この武器に脅威を覚え嫌う、という。しかし強すぎる武器を持つ人には勝てない=好きになる、みたいな。(『可愛い』は『好きになってもらえる=庇護してもらえる』ことになれば勝ちですから。この作品の論理で言えば、ですが)
で、この物語はどこに行きつくのでしょうか。
そしてあとがきにあるように
「サードシーズンも書くんだろうなぁ」になるのでしょうか…?