at 横浜美術館
およそ10年ぶりでしょうか。
横浜美術館での個展。
今回も混んでいる事が予想されたので、平日にひっそり行って参りました。
入口付近にあった移動販売。
と、みせかけて閉まっていました。
土日だけやっているのかな。
体重計少女の絵柄なところがwww
中に現物の展示もありました。それは、ちゃんと縦向き。
体重計の数字………そんなにあるの??? 壊れてない?w
エントランスでお出迎えしてくれました。
ここは、まだチケットが必要ない部分なので、近くに来ることがあればまた会えるのね♪
たくさん写真を撮られている人気者でもありました。
で、早速チケットを買って館内へ。
以下、箇条書き感想メモですがネタバレ(?)なので、たたみます。
・入って最初は彫像の部屋。
「美術手帖」先に読んだ方がいい、という助言をいただいていたので分かっていたのですが、それでもちょっと圧倒された。
ブロンズって、すごく存在感がある。
・「樅の子」
可愛い。ちょびっと、得体のしれない感じもまた良し。
北欧とかドイツとかの森で出会いそう。妖精って感じ。
「樅の子」、だからそういう感じの存在でいいんだよね。たぶん。
この後にある部屋の展示でも木彫りで似た子がいまして、それもまた可愛かった。
すごく気に入ったので、帰りの売店でキーホルダー買ってしまった。
・「真夜中の巡礼者」、かなりじーっと見てしまった。
大きな感情を超えた静けさ、みたいな物を感じてタイトルを見たら、納得した。
こういう、淡々とした祈り、みたいなものに弱い。
・「考えるお姉さん」と「悲しい時」
ちょっと悲しげ。
と、思ってタイトルを見て、その後「悲しい時」を見て何度かこのふたつを間を往復してみた。
どちらも悲しみ、というか憂いを帯びている、ような気がしました。
・「One Foot in the Groove」
・「ミラーボール盆踊り」
とにかく笑った。
アイヤ、アイヤって可愛いよ!!
・「朝の中央線で」
個人的に色々思った。
今どうしてるのか知らない某・歌うたいがリリースしていない曲の歌詞に「中央線」が出てくるのですが、何か近しい何かを感じてしまい。
何故かしら。何かしら。
ちなみに→中央線が止まっても/最終に乗り遅れても/この生活は終らない 服の色が中央線カラーですね。
・頭痛をモチーフにした絵が多い気が。
今までそうだったっけ??
「Bow Wow Wow」とかも。
・「Trommelschlägerin」
頭上で歌っている子の言葉が図録では映ってなくて残念。
薄かったので、予想はしてました。
"感情線は長いですか"でした。
・「夜まで待てない」
タイトルの意味が分からなかったのですが、近くにいた老夫婦が『ドラキュラなんだって』という会話をしていたので、ああそういうことかー、と。
・「春少女」
これ好き。
悲しい感じ、でも温かいような。
それから、常設展示に、奈良さんの男の子の絵がありました。
「リトルプリンス」はぱっと見、奈良さんだと思わなかった。
「ジュリアン」はびっくりした。た、たちしょん…
で、関連展示で(確か男性の人物がというくくり)セザンヌの「セザンヌの「沐浴する男たち」」という絵があったのですが、これはかなりビビった。。なんか、目のやり場に困ったのです。。。女性のはよくあるモチーフだから、慣れてる、ってことか。それとも単に、男性の裸を見るのに照れてしまったのか。はて。
結構艶めかしい…ように思うのですが…。
それからそれから、ちょっと関連のある別の話。
本展示の、鉛筆画の見ている辺りで、中年女性二人組がこんな会話をしていたのです。
「このえぬゆーなんとか(NUKESのこと)って、最近よく見るけど何?」
「さあ。エコとかロハスとか、そんなのじゃないの」
かなりビックリしました。
こういう美術館に来る人って、それなりに文化知識のある人だと思っていたので。
単に、英語で書かれたから分からなかっただけ?
わたし的には、かなりホットな話題でみんなが考えるべき問題だと思っていたので、かなり衝撃でした。
思い込みって怖い。