アニー・ブルー 著 米塚真治 訳 集英社文庫 2006/2/22 映画“ブロークバック・マウンテン”の短編原作小説の翻訳物。
※鑑賞日記は
コチラ ブロークバック・マウンテン
映画にはなかったのですが、ジャックもまた、父親に強烈な刷り込みをされていた人間だったのでした。
やっぱ、米国男子は父親から受ける影響が絶大なのでしょうか。
カウボーイになったのも、おそらくは父親の影響なのでしょう。
イニスが父親に見せられた光景、どうしてそんなものをイニスに見せたのかな? と思ったのですが、これだと単に父親が自分の力を誇示するためだけに見せたことになっていて、なんだかすごく切ないです。映画を見た時には、こうなって欲しくないから見せたのでは? と思ったんですが、それはやっぱり都合の良い、美しすぎる想像だったようです。当時の米国父親の、強いことがすべてっつー思想…?