と、とうとう発売されてしまったのですよ…!!!
なんで画像アップされてないんだ、くっそぅ!!(2009.2.28現在)
悔しいから既刊も載せちゃえ。
とりあえず解説めいたものを。
『グラスハート』は、女子高生・西条朱音を主人公とした、バンドものライトノベル。
シリーズ第1作“グラスハート”(画像1番左)が1994年にコバルト文庫から発売され、以下、“薔薇とダイナマイト”“ムーン・シャイン”“嵐が丘”(画像・左から2番目)“いくつかの太陽”、外伝にあたる“AGE/楽園の涯”が刊行されたが、一時中断。
2001年から再び“冒険者たち”(画像・右から2番目)“熱の城”、外伝にあたる“LOVE WAY”(画像・1番左)が刊行されるも、再び中断。
このまま未完になってしまうのか…?
と、危ぶまれていたシリーズ。
で、今回発売された“イデアマスター”は待望の完結編。
完結編!!!(2度言う)
嬉しいけど………終わっちゃうんだなぁ…
まぁこんだけ色々あったのに、完結作まで出た! って事が奇跡なのかも。
挿絵もねぇ、すごいよね!
最初は橋本みつるさん、次に羽海野チカさん、で、完結編の挿絵は
藤田貴美さん!! ですよ!!!!
マンガでバンドものの作品っつーたら、この方の“EXIT”しかねーだろっ! っていう…!
(ぁ“BECK”もだけど「グラスハート」発表時、での話ね)
音楽モノって、難しいと思うんですよ。
特に小説でね。
音聞こえないし、マンガと違って、ステージの様子を描写すりゃいいってもんじゃないし。
だけどね。
グラスハートは、良いんですよ!
確かに音は聞こえないんだけど、“音の映像”が見えるんです。
私は、リアルにライブで・特にバンドものなんかだと、良い演奏の時は、画が見える気がするんです。色とか、光景とか。
だからねー演奏者萌えがあるバンドを見る時は大変なの(笑)。
おっと、ズレた。
グラスハートの演奏シーンは、そんな光景描写とか、感覚の文章で。
音は聞こえないんだけど、ライブで感じることが詰まってるんです。
朱音ちゃんのドラムがこんな響きを持ってて、坂本くんのキーボードが鳴ってて、高岡さんのギターが突っ込んできて、藤谷さんの歌が、しれっとした感じで入ってきて。
とか。
もう、感覚の文章だから、きっと読む人を選ぶんだけどね。
入ってる言葉の“匂い”とかで感じるっていうのが、詩に近いと思う。
詩みたいな小説。
そんで、バンド内で起こる諸々の出来事も…ぅあああっ! って感じで。
朱音ちゃんの、まっすぐに身ひとつで立ってる感じにいつもやられる。
私の中での朱音ちゃんは、ズバリ“嵐が丘”の表紙ね。
これ見たとき『ぅあああ! そう! これしかねぇええっ!!』って思ったもん。
ドラムスティックが大事な武器みたいな感じで抱えて、祈るような。
大好きさ!
そんで彼女を見ていると、キレイな事を純粋って言うんじゃないって思う。
そんで本当に強いってのは、純粋って事なんじゃないかとかも思う。
だから、心が挫けたときに、読んじゃう本のひとつ。
男子連中も大好きですが、ベスト・ワンは朱音ちゃんですよ。
ドラム聴いてみてぇなぁ!
ちなみに朱音ちゃんの次は真崎くんかもしれない(笑)
そんな好き過ぎる作品の完結編…
怖くて読めない! けど読みたい!!
…と思いながら、ジリジリと読んでいる最中なんですよ…!
藤谷さんの一人称があって頭おかしくなりそうです…この人、坂本くんよりヤヴァイかも。。。だー!
1. うーわあぁぁぁ。
(前に日記に書かれてた時にはコメする余裕なかったの……)。
そしてついに終わってしまうのかぁぁぁ。
挿絵が藤田貴美さんてのも「それやっちゃうのかーっ」とドキワク。
ゆっくりじっくり読んで、そしてそのうち貸してくらさい。m(_ _)m
因みにワタクシの中でバンドものマンガといえば、まずは「TO-Y」ですのー。
……て、厳密にはバンドじゃないかwww
でも擬音や歌詞を描かずに音を想像させる白い画面が衝撃的だったのです
(こういう表現は「TO-Y」が初めてだったかも)。