1963年、夏。
イニス・デルマーとジャック・ツイストは同じ牧羊業者の羊番として雇われた。
夏の牧羊地はブロークバック・マウンテン。
そこで、ふたりの他には羊と牧羊犬しかいない時間を過ごし、やがて…
米国・カウボーイの時代の終焉を背景に、切ない同性愛を描いた恋愛映画。
アカデミー賞ノミネート作品。
結局、アカデミーは監督賞でしたか? 世の映画事情に疎くてねぇ。。
これもアカデミー関係で知ったわけじゃなくて、ベネチア映画祭? かなんかのニュースで、ちらっと名前が出たので知ってただけ。(“同性愛”って聞こえたけど、オレの幻聴!?? と怖くなって調べたんですよぅ…正確には調べてもらったんだけどさ☆)
だから、混むんじゃ?? と、ハラハラしたですが、そーでもなかったです。平日昼間だったせいもあるかも?
しかし客層が予想外でねぇ。。映画好きな夫婦! っつー感じの組み合わせが多かった。年輩の方が多かったので、ハラハラしちゃいました。だって、ニュースでは“(米国では)州に寄っては上映禁止のシーンがある”って言ってたから。ヤヴァいシーンがあるってことでしょ! 前宣伝のうたい文句“純愛”だけを求めて来てたらどうしようってさ。。
同行者曰く、
「酸いも甘いも噛み分けてるから平気なんじゃない?」
なるほどね!
若いカップルさんも見受けられたけど、それは無視。君らはこの障害を乗り越えられなきゃ幸せになれんとゆーことでなw
で。
内容。
腐女子向(爆)!
だってさー腐女子って、純愛好きじゃん!
ええ、純愛物語ですよ! そんで悲恋。ラストは涙ですよぅ。ほろり。
結局、幸せにはなれないんですよ。
当時の米国は、今よりもゲイに対する偏見・差別が酷いし、何よりイニス自身がそれを認めたくないんだろうなぁっつー。
ブロークバック・マウンテンの景色が美しくて、余計切ない。
ふたりがじゃれ合ったり、語り合ったりした、人の目のない美しい場所。
あそこは楽園だったという、ジャックの言葉が哀しいのです。