ゆめゆめうたがうことなかれ。 能登の実験所へ行くことになった京都の男子学院生。
話をするのは実験所の先輩ひとり。
この機会に文通の腕を磨き、いかなる女性も手紙1本で篭絡出来る技術を身につけ、世界を征服する-
と、いうわけで彼が書いた手紙のみで進んでいく小説です。
返事の文面はありませんが、ちゃんと状況が分かります。
一人称の小説と思えば、あんまり違和感はないのです。
語りかける相手が代わると思えばオッケーです。
相手によって、言葉が代わる感じがとても好き。
同級生の友人と、怖い女性の先輩と、家庭教師をしていた小学生と、妹と。
それぞれ、会話をする時も、言葉が変わるでしょう?
そういう感じが見えてですね。そんで、小学生とか妹に対して、頑張って良いこと言おうとしてる感じとかね。可愛いよね☆
そんで、徐々に伊吹さんへの……くすくす、可愛いなぁ☆
このラスト、私は好きです☆