五條瑛 著 双葉社 2007/2/28
“革命シリーズ”第6章。
サーシャが撒いた種が火を噴き始め戦いを招く。
「あんたが本当に望んでいるのは何だよ。
この国の混乱か? それとも…」
「お前が考えていることは、どちらも大差がない。
結局は同じことで、結果だけが異なる名で呼ばれているにすぎない」
「どんな民族も己の血に自信と誇りを持ち、
その血が濁ることを好まない。そして、
一つの民族が支配する国こそが強い国だと信じて疑わない。
~(中略)~
身体にいくつもの血を持つ人間は、身の置き場に困ることだろう」
純棘